データセクションは、チリのJach Technology SpAの株式の過半数を取得し、子会社化することを決定した。Jachは小売店向けの画像ソリューションを提供し、17カ国で展開している。データセクションは、日本国内での営業・販売権を保有しているが、Jachを傘下に取り込むことで、新興市場国に積極進出する。取得価額は非公表だったが、約9億7800万円であることが後に明らかになった。Jach Technologyの子会社化は、2019年12月13日に完了した。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:データセクションは、Jach Technologyの子会社化により、新興市場国での事業拡大を目指す戦略を打ち出した。小売店向けの画像ソリューションは、今後ますます需要が高まることが予想されるため、データセクションの成長につながると考えられる。また、Jach Technologyの技術力を取り込むことで、データセクションの競争力が強化されることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。